2013年9月2日月曜日

第1回広域避難者支援ミーティング・全国版に参加しました!

こんにちは、榎本です。
さる2013年7月24日に、東京は大手町にて開催された
「第1回広域避難者支援ミーティング・全国版」に出席してきました。
愛知県被災者支援センターの向井さんからのご招待で、
大変貴重な場に参加できたことを嬉しく思っております。

この会は、これまでに東日本大震災の避難者支援を行う団体同士が
広域で行ってきたミーティングを受け、その参加団体のすそ野を広げ
全国版として新規に開催されたものです。
東海圏からは、愛知県、三重県、そして我々岐阜県の3団体が
参加しました。
その他の参加団体やミーティングの内容については、
主催団体であるJCN(東日本大震災支援全国ネットワーク)の
ホームページにて詳しく紹介されています。

◆第1回 広域避難者支援ミーティング・全国版 報告◆


まずはじめに、主催団体のJCN、そして全国の支援団体のうち
北海道のみちのく会、東京の広域避難者支援連絡会、
岡山のうけいれネットワークほっと岡山の皆さんによる
パネルディスカッションが行われ、現状の整理がされました。

その後、グループを6つに分けて話し合いが行われました。
まずは自己紹介と団体としての特徴や課題などについて、
それぞれが発表しながらより議論を深めていきました。

















↑JCNのHPに我々のグループの写真がないので、投稿!


限られた時間で後ろ髪を引かれつつ、次は別のグループへ。
次は、地域が近い団体同士が同じグループになって集まり、
近隣同士でネットワークできることはないだろうか、
というテーマでの話し合いを進めていきました。

















↑東海、近畿の5団体で話し合いました!


最後は、それぞれのグループで話し合ったことや、
今日の収穫などを北から南までずずーっとリレートークで
情報共有していきました。

















↑120名もの方が参加され、大盛況でした♪


特定の地域で活動をしていると、どうしても同じ人同士、
特定の団体や人間が活動しているように思えますが、
こういった地域同士のネットワークの場ができると、
活動にも新たな視点やひらめき、気づきがあり、
今後の活動にとって大きな収穫になりました。
特に、我々の特徴として放射能測定を行っていることや、
複合的な活動を行っている団体ということは
これからの活動で伸ばしていきたい点です。

また、今後もJCNの皆さんが主体となってこのような会が
催されるとのことで、非常に心強いです!
今回は、本当にありがとうございました。

今回お世話になったJCNのホームページは以下の通りです。

東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)


文章:榎本

2013年8月29日木曜日

子ども・被災者支援法の懇談会に出席しました

こんにちは、榎本です。
2013年5月24日、愛知県一宮市のi-ビルにて、
「『子ども・被災者支援法』を学び声を持ち寄る懇談会」が
愛知県被災者支援センターによって開催されました。

この日は、泉京・垂井から榎本と河合が出席しました。

東日本大震災ならびに福島第一原発の被災地では、
現地の復興がままならず依然厳しい状況を見せています。
その中で、被災者や避難者の権利や補償を認めた
「原発事故子ども・被災者支援法」の制定には
大きな前進があるものと期待しております。
一方、法律の制定後、具体的な個別施策の施行に至らず、
被災者や避難者の支援が進展していないという現状があります。

よって、被災者や避難者が現在抱える問題や
法律によってどのような支援を具体的に行うかなど
意見を持ち寄り話し合う会が今回の懇談会です。
この一宮会場のほか、愛知県内の16会場にて
同様の懇談会が開催されました。
参加者は関係者のみのクローズドの状態で、
法律の勉強会のあとには、避難しておられる方との
個別相談会なども開催されました。

我々も、岐阜県内に避難してこられた方に対して、
このような丁寧な支援を行っていく必要があるのではないかとの
認識を新たにしました。
現在、法律の勉強会や懇談会の開催に向けて、
関係者にて具体的な話し合いを進めているところです。
ご希望やご提案などありましたら、事務局の榎本または松浦まで
ご連絡いただけますようお願いいたします。














↑懇談会には、20名近くの方が参加されました。




文章:榎本

2013年7月29日月曜日

東海3県の被災者支援団体連絡会議に出席しました

こんにちは、泉京・垂井の榎本です。

2013年5月7日、愛知県被災者支援センターの呼びかけにより、
東海3県で東日本大震災の被災者支援に取り組む団体の
連絡会議を開催することになり、我々も出席してきました。
この日は、愛知県被災者支援センターから2名、
みえ災害ボランティア支援センターから2名、
母子疎開支援ネットワーク「hahako」から1名、
ぎふ・西濃“新しい縁づくり”からは榎本と松浦の2名が
出席しました。














↑会場の四日市に着きました~!



↑会場は、四日市市なやプラザでした。



今回は、各団体の顔合わせが中心でしたので、
お互いの活動について情報共有を行ったり、
連絡会議を定期的に設けて広域での連携を
図った方がいいような活動があった場合には、
お互いに協力しあうことなどを確認しました。
皆さんそれぞれに精力的に活動しておられ、
刺激をたくさん受けて岐阜に帰ってきました!



◆四日市市なやプラザ◆

◆愛知県被災者支援センター◆

◆みえ災害ボランティア支援センター◆

◆母子疎開支援ネットワーク「hahako」◆

文章:榎本

2013年5月30日木曜日

2013年度もよろしくお願いいたします!

こんにちは、NPO法人泉京・垂井の榎本です。

2013年度を迎え、「ぎふ・西濃“新しい縁づくり”」事業の
2012年度の総まとめを行いました。

垂井町、そして岐阜県の担当の方にも同席いただいて、
事業の会計検査を行いました。

また、5月27日には、「新しい公共支援事業」に採択された
全ての実施団体を対象とした報告会が開催され、
泉京・垂井の榎本と垂井町の担当の方とが
審査員の前で事業の報告を行いました。

2012年度をもって、新しい公共支援事業としての
「ぎふ・西濃“新しい縁づくり”」事業は終了しますが、
今後も、被災地の回復、被災者・避難者の支援を
継続していきたいと考えておりますので、
皆さまのご協力、ご助言、ご声援をお願いいたします。


2013年3月12日火曜日

つながりフェスティバル ブース出店しました

小雨で肌寒い中、頑張ってPR!
3月10日、岐阜市の金(こがね)公園で開催された
「つながりフェスティバル」にブースを出店し、
新しい縁づくり事業のPRをしました。

このイベントは、人と人、親子、環境、過去や
未来など、さまざまな「つながり」がテーマです。
楽しんで、ふれあって、みんなで楽しんで友達に
なる。そして未来を考えていく。そんなイベントです。

会場には、飲食や物販のブースがずらりと並び
ました。また音楽やダンスのパフォーマンスなども
ありとてもにぎやかなイベントでした。

みんなノリノリで踊りました~
私たちはブースで活動紹介のチラシ配布、つながりの
ある団体さんのチラシ配布、移住された方が書いた
手記などの本の販売を行いました。チラシを手に
取ってくださる方、本を買っていただいた方、寄付して
くださった方、他にもたくさんの方とつながることが
できました。本当にありがとございました。

販売していた手記については、ひとつ前の投稿↓を
ご覧ください。
http://gifu-en-dukuri.blogspot.jp/2013/03/blog-post_11.html

東日本大震災から2年。私たちの社会はこんなに
お客さんとの交流も
このイベントの魅力です
不安定で、そしてたくさんの問題を抱えていることを
改めて思い知らされました。放射能のこと、環境の
こと、地域のこと、子どもたちの未来のこと。取り
組んでいくべきことはたくさんありますが、そのため
にもみんなでつながっておくことが大事なのだと
思います。

つながりフェスティバルの詳細はこちらをご覧ください↓
http://tunagari.chu.jp/
http://tunagarifes.jimdo.com/



2013年3月11日月曜日

冊子「避難移住者たちの手記」の紹介

「内部被曝から子どもを守る会 関西疎開移住者ネットワーク」
さんが発行した「避難移住者たちの手記」という本の第2集が
発行されましたのでお知らせします。

この手記は、福島第一原発の事故をきっかけに、西日本へ
避難・移住してきた方たちが書いた手記です。東日本の
放射能汚染の実態、避難・移住に至る経緯、地域や家族
からの孤立、子どもへの想いなどが綴られています。

今後同じことを繰り返さないため、そして未来の社会への
希望をつなぐため、私たち一人一人が知っておくべき大切な
ことではないでしょうか。

詳細については第1集が発行された際の京都新聞さんの
記事が参考になります。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20120704000134

冊子に関するお問い合わせは下記の発行元団体へお願いします。
http://kodomo-mamoru.net/

第1集、第2集ともに泉京・垂井事務所にわずかですが在庫が
ありますので、この機会にぜひお買い求めください。お値段は
第1集は300円、第2集は500円です。発行元から泉京事務所に
送る送料がかかっておりますので、送料分はカンパしていただけ
れば助かります。

なくなり次第終了となりますので、お早めにどうぞ。


◆事務所のご案内◆
特定非営利活動法人泉京・垂井
〒503-2121 岐阜県不破郡垂井町1791番地1
TEL 0584-23-3010 FAX 0584-84-8767  
gifu-en-dukuriあっとsento-tarui.org
(「あっと」を@に変えてください)

月~土曜:9時30分~17時30分  日曜:お休み    
(上記時間外に訪問される場合は、上記連絡先まで
お問い合わせください。)

泉京・垂井事務所の地図はこちら↓
http://www.mapfan.com/m.cgi?MAP=E136.31.57.5N35.22.3.5&ZM=12


2013年3月1日金曜日

海津温泉での交流会

先日23日、岐阜に引っ越してこられた方々を招待して、
海津温泉で宿泊交流会を開催しました。

故郷から遠く離れた岐阜での生活はいろいろ大変な
ことも多いかと思います。この交流会は、そんな中でも、
楽しんでいただき、そして同郷の方と知り合っていただく
ことが大きな目的です。

この日は全員で28人、引っ越してこられた方は7家族で
20人の参加でした。初参加のご家族も4家族来ていただき、
とてもにぎやかな交流会になりました。

交流会では、夕食を楽しみながら簡単に全員で自己紹介。
その後は各自温泉を楽しむなどでくつろいで過ごして
いただきました。子どもたちは、初めて会う子たちとも
すぐに友達になって大はしゃぎで楽しんでいました!

東北の方も一緒に活動できる
体制が大切になるとのことです
翌日、私たち西濃環境NPOネットワークのメンバーは、
メンタルヘルスケア講習会を実施しました。これまでも
実施してきた講習会ですが、今回はこれまでのまとめの
回でした。今後の支援のあり方について講義していた
だきました。

震災から2年近くたった今も、岐阜県には故郷に戻れ
ない方が今も300人以上暮らしています。このような
方々を孤立させずに、いろいろなつながりをつくり、
地域の中で幸せに暮らせるようにしていくために、今後も
支援活動を継続していきます!


海津温泉のHPはこちら
http://www.group-sanwa.co.jp/kaizuspa/


2013年2月19日火曜日

つながりフェスティバル ブース出展します


来月310日(日)、岐阜市の金公園で開催される
「みんなともだち つながりフェスティバル」に、新しい縁づくり事業の
PRブースを出展します!

このイベントは、人と人・地球環境・親子・地域・過去や未来などの
「つながり」がテーマです。その場にいるみなさんで、楽しみながら
つながりを感じてもらうイベントです。

つながりフェスティバルの詳細は下記のHPをご覧ください。


泉京・垂井が加わる西濃環境NPOネットワークでは、
「ぎふ・西濃 新しい縁づくり 東日本大震災被災者支援事業」と題して、
震災直後から主に西濃に避難して来られた方の支援を続けてきました。
避難して来られた方が、地域社会とつながって、元のように幸せに
暮らせるようになることが私たちの活動の目的です。

こういったイベントで多くの方に活動を知ってもらい、他の団体さん
たちとつながることも支援には大事なことだと思い、出店することに
なりました。

おいしいごはんやお菓子のブース、ハンドメイドの服や雑貨の
ブースもたくさん出店します。音楽やダンスなどもあり、一日
楽しめるステキなイベントです。お時間のある方はぜひ遊びに
来てくださいね(^^)


2013年2月13日水曜日

他団体のお手伝いに行きました

2月2日、岐阜市の支援団体が主催する会へお手伝いを
兼ねて視察に伺いました。

この会では、東北から来られた子どもたちの学習支援を
中心に活動しています。毎週土曜日の午前中、ボランティア
さんが子供たちの勉強のお手伝いをしたり、一緒に
遊んだりする活動を続けています。私がお邪魔した時は
子どもが5人、スタッフの大人が9人ほどでした。

昨年秋から始まって、これまでずっと続けてきた成果なのか、
いつもくる子どもたちは、大人に言われることなく自分から
勉強を始めました!勉強は以前先生をしていらした
ボランティアスタッフが見守る中、みんな集中して
頑張っていました!

勉強の後は折り紙をしたり、走り回って遊んだりの
お楽しみタイム。岐阜に引っ越してきた子どもたちに
とっては、同郷の仲間と友達になれる貴重な機会に
なっています。

私たちも参考にさせていただきたい部分がたくさんあり
ました。東北の方々と信頼関係を築きながら息の長い
活動を続けていきたいと思います。

2013年2月12日火曜日

交流会@樹庵 開催報告


ずいぶん前の話で恐縮ですが、昨年10月に東北の
ご家族と私たち西濃のスタッフの交流会を開催しました。

この交流会は、西濃環境NPOネットワークで、団体間の
交流を目的として隔月で開催している懇親会と同時に
開催したものです。この時の懇親会は、私たちに
とってはおなじみとなった揖斐川町谷汲の宿泊施設・
樹庵で開催されました。

この日は3家族に来ていただきました。回を重ねる
ごとに知り合いも増えてきて、東北からのご家族も
少しずつですが岐阜県になじんできているようです。
お子さんたちとも、もうすっかり仲良しになりました!

樹庵のHPはこちら↓

この日は翌日のアースデイいびがわの準備でテント
設営などを行いました。さてさて、そのアースデイの
様子ですが・・・下記の泉京・垂井のブログをご覧
ください。



2013年2月4日月曜日

無料税務相談のご案内

岐阜県及び愛知県に移転して来られた皆さま

来る2月23日に税理士さんによる無料税務相談会が
開催されます。ご都合のつく方はぜひご利用ください。

当日参加も可能ですが、できるだけ事前に連絡を
してほしいとのことです。


2013年1月5日土曜日

メンタルヘルスケア講習 開催報告

8月開催の様子
避難者の抱える精神的な
不安について学びました
新しい縁づくりでは、メンタルヘルスケア講習会を開催して
います。
支援する側の私たちが知っておくべきこと、これから取り
組んでいくべきことなどを、メンタルヘルスの専門家の
立場からお話していただいています。これまでに8月、
11月、12月の3回にわたり、アルコールの影響や精神
疾患のことなどの専門的なことも含めて、様々な角度から
お話していただきました。

震災から時間はたっても、まだまだ苦しんでいる方は
たくさんおられます。そして時間と共に、抱えている悩みも
変化し続けるという事情もあります。今後故郷に戻られる
12月開催の様子
潜在的な要因の表面化が
心配されるとのこと
方、避難先で定住する方など、個々の事情が異なり、
求められる支援のニーズも常に変わります。

そして最終的には、避難された方々に震災以前と同じ
ような暮らしを取り戻していただくことが大きな目標です。
その時まで、どれだけの時間がかかるかわかりませんが、
数十年単位で考える支援体制作りが求められてくるのです。

当ネットワークだけではなく、イベント「ちょっと早めの
クリスマス」でご協力いただいた支援団体さんとも
連携しながら取り組んでいきたいと思います。

今年度はのこり1回、2月に今年度のまとめの講習会を
予定しています。この様子もまたお知らせします。